世の中の技術はどんどん発展していき、現代はとても便利な生活が出来るようになりました。
家電の数も一昔前に比べると非常に多くなったように感じます。
今や私たちの暮らしに電力は欠かせません。
何をするにも電源ケーブルを繋がないといけないわけですが、
「コンセントの位置が悪い」「コンセントが足りない」と思ったことがある方は非常に多いのではないでしょうか。
コンセントは壁に埋め込んで設置するという特性上、後付けはほぼ不可能と言っても過言ではありません。
つまり、設計当時からよく考えてレイアウトしておく必要があるわけです。
今日は注文住宅におけるコンセントの配置について、我が家を例に挙げながら考えてみたいと思います。
今後の技術動向によっては大きく見方が変わる可能性があります。
あくまでも本記事執筆時点の、
僕の個人的な意見であることをあらかじめご了承ください。
コンセントの種類 ー配置を考える前にー
コンセントの位置を考える前に、
まずは電源以外の屋内配線の種類について知っておく必要があります。
検討すべき基本的な配線は以下の通りです。
電源コンセントはメインなので除外するとして…。
他の3種類は検討(設置可否、設置場所等)すべきだと思います。
電話線
正直、一番難しい問題だと思います。
一昔前までは当たり前のように存在していた固定電話ですが、
今や一人一台の携帯電話が生活必需品と言っても過言ではないこの世の中で、
「果たして固定電話を置く意味があるのか」と疑問に感じてしまいます。
「子どもの連絡網に親の携帯電話の番号を書きたくない」というのがよくあるパターンですが、
では、そのために固定費として毎月1000円前後の基本料を払い続けるかと言われると悩ましいですね。
後から工事を入れるのは難しいという都合上、
「配管だけ通しておく」という結論を出す方が多いようですが、それさえも電話回線を持つ会社のステマなんじゃないかと勘繰ってしまいます。
我が家は現状無しで考えています。
テレビアンテナ端子
近年、「テレビ離れ」というワードが出回っていますが、
我が家は妻がテレビ好きなため、妻の強い要望により全居室にテレビアンテナ線を通す予定です。
賃貸ではテレビアンテナ端子の位置によって家具のレイアウトが概ね決まってしまいますよね。
注文住宅の場合、テレビアンテナ端子をどこに設置するかを選ぶことは出来ますが、
出来上がってしまえば賃貸同様、家具レイアウトはほぼ決まります。
リビング等は最初からテレビの設置位置を検討していることが多いですが、
子ども部屋等は決まっていないことも多いハズ。(我が家がそうです…)
家具のレイアウトもある程度考えたうえで、テレビアンテナ端子の位置を決めたほうが良さそうです。
LAN
ここ20年で最も大きく変わった屋内配線と言っても過言ではありません。
”IoT”という言葉もあるように、今は様々なモノがインターネットに繋がる時代です。
この流れはこれから更に変化を遂げていく領域だと個人的には考えています。
無線LANを設置して、Wi-Fi通信をするのが今の主流だと思いますが、
無線通信の電波は金属やコンクリート等の障害物に弱く、鉄骨住宅では安定して使用できない可能性があるようです。
また、無線と有線では接続の安定度合いが全く違います。
スマホだと無線通信しか選べませんが、
例えば最近のテレビには、テレビ自体にYouTube等が視聴できる機能が搭載されており、こちらは有線と無線ではかなり変わります。
技術の進歩によって無線通信がさらに高品質となる可能性は大いにありますが、
有線接続を超えることはまずないでしょう。
アナログ人間の意見かもしれませんが、
使用頻度にもよりますが、有線で接続できるものは有線で接続すべきと僕は考えています。
LANに関しては僕の責任で全居室に設置予定です。
我が家のコンセント配置
ここからは我が家のコンセント配置を見ていきたいと思います。
1階
主寝室と子ども部屋2部屋には、
エアコン用コンセントの他、2口コンセントを3か所(計6口)とテレビアンテナ+LANを用意しています。
基本的にはベッドの枕元、子ども部屋は学習机付近、その他、というバランスで設置しています。
とはいえ、主寝室は大体家具のレイアウトまで決まっているので良いですが、
子ども部屋はあくまで仮のレイアウトなので結構適当に設置している感は否めません…。
1階の無線LANは主寝室への設置が現段階では濃厚ですが、
1階全体に電波を行き渡らせたいと考えた場合は、廊下への設置を検討した方が良いかもしれません。
その他はトイレ、廊下、1階手洗い、シューズクローク内とバランスよく設置しているつもりですが、
忘れてはいけないのが屋外コンセントです。
僕は洗車が大好きなのですが、いつも高圧洗浄機を利用しています。
その他にも何かと屋外でコンセントを使用する機会はあると思います。
屋内に目が行きがちですが、屋外にもしっかり目を配るように気を付けましょう。
2階
リビングのコンセント配置が思ったよりも難しかったです…。
和室とそらのまに隣接していることもあり、コンセントを設置可能な都合の良い壁がなく、
結果、上記の図のようにコンセントをソファが隠してしまうような配置になってしまいました。
リビングのテレビ付近に関しては検討中なのですが、
テレビ、テレビ台ともに壁掛けとする予定なので、テレビアンテナ線を2つ準備しています。
( こちらはまた後日、詳細をまとめたいと思います )
現段階でダイニングテーブル周りにコンセントがありません。
「回れる動線を」という観点で壁付けしていなかったのですが、
このままでは家族でホットプレートを使ってご飯を食べる場合に、電源ケーブルに足を引っかける可能性があります。
その辺も含めて家具のレイアウトはもう一度考え直した方が良さそうです。
書斎のコンセントは現時点では2口コンセント+LANのみとしています。
実際はこれだけで足りるわけがなく、ディスプレイ2枚とPC本体、プリンタ、その他諸々と考えると8口くらいは欲しい所なのですが、この場合だとたこ足配線を使用した方が返ってスッキリさせられます。(定格ワット数には注意が必要なのであらかじめ計算しておく必要はあります)
ちなみに、2階の無線LANの設置位置は悩みに悩んでいます。
現状、書斎への設置が濃厚ですが、書斎自体が家の隅なので、2階全体をちゃんとカバーできるのかどうか少し不安です。
家の中心に設置することを考えると、リビングの方が良いという考えもありますが、ではリビングのどこに設置すべきかと問われればまた悩みます…。
まとめ
我が家の現段階でのコンセント配置についてご紹介しました。
正直、検討不足なところもあり、これから更に考えて変更していく可能性の高い部分でもあります。
いかがだったでしょうか?
コンセント配置は単純なように見えてかなり複雑です。
テレビアンテナ線やLANが関わってくると更に難しくなります。
ご自身のライフスタイルや考えによって異なり、人によって違いの激しい部分だと思いますので、
大袈裟かもしれませんが「自身がどこに重きをおくか?」というところをまず最初に考えた方が良いのかもしれません。
本記事がここまでご覧頂いた方に少しでも参考になれば幸いです!
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