前回の記事では変更契約差額の全体像をご紹介しました。
数百万円の増額になったとはいえ、
我が家は最初の契約時から変更契約で増額することは予想しており、結果的に予想をわずかに超えたものの概ね計画通りとなりました。
今回の記事では前回記事でご紹介しきれなかった外部・内部工事のうち、
個人的に増額インパクトが大きかったものを5つほどご紹介していきたいと思います。
手洗い場の追加【インパクトレベル:★☆☆☆☆】
変更契約前後で脱衣・洗面所も1階から2階へ変更になりました。
これにより1階には手洗い場がなくなってしまい、玄関から帰ってきてすぐに主寝室または子ども部屋に向かいたい場合でも必ず2階に上がらないと手が洗えないという生活動線上の問題が発生しました。
特に今は手洗いうがいによる感染症対策の重要性が叫ばれており、
これはいかがなものかということで1階にもしっかりとした手洗い場を設置しました。
新たな水栓を追加するということもあり、約12万円ほどの増額となりました。
当たり前と言えば当たり前なので、金額のわりにインパクトを受けることはありませんでしたが、契約前の精査を丁寧に行っていなかったことに起因する増額であるため、こちらでのご紹介をいたしました。
宅内LAN配線グレードUP (カテゴリー5e → 6A) 【インパクトレベル:★★☆☆☆】
我が家は全部屋にLANコンセントを設置しているのですが、壁内を通しているLANケーブルのグレードを上げるオプションを追加しています。
我が家が契約した1911という仕様では”カテゴリー5e”という規格のものが標準となっていますが、今回は”カテゴリー6A”という規格にグレードUPさせました。
ここでは詳細な説明は省略しますが、
このグレードUPによってインターネットの通信速度上限が理論値で10倍になります。
(あくまでも理論値であり、実際は色々設備を整えたうえでも2.5倍程度が今は限界ですが…)
IT技術はめまぐるしく進化を遂げていきますが、宅内のLAN配線は壁内に隠蔽されてしまうため、後々ケーブルを変えたくなっても簡単に変えることが出来ません。
そのため「最初から少し良いものを入れておこう」という算段です。
本オプションの価格はLANコンセントの個数や情報分電盤との位置関係によって異なると思われますが、我が家の場合は13万円程度となりました。
LAN環境に興味のない方からすれば「なんのこっちゃ?」という本オプションですが、我が家の妻も全く同じリアクションでした(笑)
ちなみに、使用用途によっても異なるので一概には言えませんが、一般家庭の一般的な利用であれば、個人的には標準品の”カテゴリー5e”でもそこまで問題はないような気がしています。
なにより今後は無線技術も進化していくでしょうから、この先の未来では有線接続自体がマイナーになるかもしれません。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに在宅勤務が増えた僕としては、仕事の環境に関しては(有線接続による)より安定した環境を整えておきたいとの思いから本オプションを採用しています。
手持ちエアコンの取り付け【インパクトレベル:★★★☆☆】
我が家は引っ越し前の賃貸でエアコンを2台所有しており、
この2台はヘーベルハウスにて賃貸アパートからの取り外しと新居への取り付けを依頼しました。
この2台はいずれも”隠蔽配管”となるため、設置費用はその分加算されます。
↓ 我が家のエアコン設置位置と隠蔽/簡易配管については以下の記事でご紹介しています ↓
本オプションの価格はエアコンの設置位置や配管の長さ、隠蔽/簡易配管等によって異なると思われますが、我が家のいずれも隠蔽配管となる2台分のエアコン設置に係る費用は15万円でした。
ミドルクラス以上のエアコンが新しく1台買えちゃう金額ですね…(笑)
確かに配管距離はそれなりに長いですし、僕はエアコン業者ではないので相場も分かりませんが、新しいエアコンが買えちゃうほどの金額であるという点で個人的には大きなインパクトを受けました。
エアコンの新設ならともかく、既に所有しているエアコンの移設費用というのは契約前から把握するのは難しいかもしれません。
それ以前に隠蔽配管にさえしなければ引っ越し業者に頼むことも可能ではありますが…。
フォールディングウィンドウ【インパクトレベル:★★★★☆】
僕のお家作りのメインでもあった”そらのま”へのアプローチには、フォールディングウィンドウという折戸タイプの窓を採用しています。
(上記の写真では奥側の窓がフォールディングウィンドウです)
写真は屋内外がフラットになっていますが、ヘーベルハウス内の商品タイプや設置位置や階層によってはフラットにすることが出来ません。
我が家は軽量鉄骨でかつ2階部分への設置ということでフラットにすることは出来ませんでした。
↓ フォールディングウィンドウについては以下の記事でもご紹介しています ↓
この窓は事前にある程度「高いだろうな~」とは思っていたのですが、思った通りやっぱり高かった…。
幅2140mmのフォールディングウィンドウ、
アルミ樹脂サッシ / アルゴンガス入りペアガラス仕様でなんとお値段30万円後半でした。(同サイズの引き違い窓の3倍程度)
住宅で一般的に用いられる引き違い窓やすべり出し窓に比べるとマイナーな窓ですし、網戸もロールタイプでサッシの構造も複雑なので納得は出来る一方で、窓1つに40万弱はなかなか苦しかったです(笑)
システムキャノピー&円柱 【インパクトレベル:★★★★★】
ヘーベルハウスと契約後に頂いたカタログをぺらぺらと見ながら「絶対にやりたい!」と思ったのが、システムキャノピーを用いたカーポートです。
↓ システムキャノピーへの憧れは過去にコチラの記事でもご紹介しています ↓
鉄骨造の強みでもある2階のせり出し部分(約1800mm)に加え、
さらにシステムキャノピーという庇を約800mm追加することで、合計2600mm程度のカーポートを作ることが出来ます。
カーポートを作るだけであれば2階せり出し+ロング丈のシステムキャノピーだけでも良かったのですが、僕はカタログに載っていた写真の構図に憧れを持ってしまったがために、玄関正面側にショート丈のシステムキャノピーと円柱の追加をお願いしました。
システムキャノピーと円柱、この2つによって生じた増額はなんと約55万円!
リーズナブルなものであれば3台分サイズのカーポートが設置できる金額です(笑)
とはいえ、カーポートは家全体の外観意匠性が最も難しいポイントであるとも言われており、
このシステムキャノピーと円柱によるカーポートはオシャレアイテムだと思えば、カーポートの相場的に高過ぎるものではないと僕は考えています。
(システムキャノピーと円柱によるカーポートがオシャレアイテムだと思えるかどうかは人それぞれですが…笑)
システムキャノピーに関して当初、
「庇のノリでぴよーんって生えた屋根」くらいの認識しかなかったので、額も個人的なインパクトも堂々の1位です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
こうして振り返ってみると「我が家は変なところにお金かけてるな~」という印象です。
特にインパクトが大きかったフォールディングウィンドウやシステムキャノピー等は僕の趣味嗜好で選んだものばかりで、妻の好んで入れたもの(ニッチカウンターや半畳タタミ等)は全然ランクインしませんでした。
妻は僕と違って堅実なんですね、なんか今更になって申し訳ない気持ちが湧いてきました…(笑)
今回は増額オプションをご紹介しましたが、
次回は「金額を抑えるために泣く泣く削らざるを得らなかったオプション」をご紹介したいと思います。
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