シーリングファンとダウンライトの併設には注意が必要?【ヘーベルハウスの照明打ち合わせ③】

お家作り
とくすけ
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みなさん、こんばんは!
とくすけ(@tokunaralife)です。

2020年2月にヘーベルハウスと契約を結び、2021年6月に30坪程度の小さなお家が完成しました。
我が家の体験を基に住宅メーカー検討から完成までを綴っています。
僕たちが考えたことや悩んだこと等を事細かに記載していますので、よろしければご覧ください。

我が家の照明レイアウトと照明の打ち合わせをご紹介する記事も今回が第3弾!
今回はリビングに設置を予定していたシーリングファンに関する検討についてご紹介します。

特に意味もなく、「なんかカッコいいから」という理由でシーリングファンを付けようとしていたのですが、意外にもダウンライトとの併設には注意が必要でした。

どのような注意点があり、我が家がどのように検討を進めたのかをご紹介します。

↓ 照明に関する前回記事はコチラ ↓

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そもそもシーリングファンとは

大光電機株式会社 商品カタログより

シーリングファンとは、天井に設置されるファン(送風機)のことをいいます。

天井付近から気流を作ることで、
下に溜まりやすい冷気、上に溜まりやすい暖気をかき混ぜて部屋の温度のムラを無くし、
空調の効率を高めることが可能です。

特に吹き抜けなどによって天井が高いお家は効果が高いとされています。

基本的には照明用の引掛けシーリングに設置しますが、
照明+ファンのセットになっているものと、(照明を後付けすることが出来るものもありますが)ファンだけのものがあります。

大光電機株式会社 商品カタログより

ファンだけのものを設置する場合、
スタンドライトやスポットライト、ダウンライト等の照明器具を設置して部屋の明るさを保つ必要があります。

シーリングファンとダウンライトの共存には注意が必要?

シーリングファンとダウンライトの併設には注意が必要です。

ダウンライトは天井に埋め込まれる照明であるため、
その仕組み上、シーリングファンよりも高い所から照らすことになります。
そのためダウンライトとシーリングファンの設置位置によっては、
シーリングファンの羽による影が出来る場合があります。

赤網掛けの領域はシーリングファンによる影が出来てしまう

シーリングファンが止まっている場合は問題にはなりませんが、
ファンが動くと影のチラつきが発生して不快感をもらたしてしまいます。
こうなってしまっては、
せっかくの照明やシーリングファンも快適性を損なうものになってしまうため注意が必要です。

これを防ぐために以下を意識する必要があります。

  • ファンと照明器具を可能な限り離す
  • ファンに直接光をかけない

より具体的なケースを我が家の事例で見てみましょう。

シーリングファン設置位置の検討事例

我が家ではコチラの商品を設置する予定です。
(ヘーベルハウスのインテリアアドバイザーからご提案を頂きました)

オーデリック株式会社 商品カタログより

こちらのファンをリビング(2階)に設置したときのレイアウトは以下の通りになります。
(リビングのみをピックアップして表示しています)

テレビ側のダウンライトは60形電球相当なのに対して、
ソファ側のダウンライトはLDK全体の明るさを保つために100形電球相当の照明を設置予定です。
(この辺の明るさ調節はインテリアアドバイザーが適当にやってくれます)

では、このリビングを以下のラインで横から見た場合にどのようになるかを考えてみましょう。

ダウンライトの光の広がり方はメーカーページで公開されている
直射水平面照度分布図」というものを実際の我が家の縮尺に合わせてみました。

自作のイメージ図であるため必ずしも正確とは言えませんが、
こちらの図ではシーリングファンの羽とダウンライトの光が干渉していないことが分かります。

ちなみに、ある照明器具メーカーのHPによると、
「取付高が3500mm以下の場合、羽の先端から照明器具までの距離は、取付高から羽までの長さの3倍の距離を取ると良い」とされていました。

我が家で設置予定のシーリングファンは取付高から羽までの長さは179mmなので、
羽の先端から照明器具までの距離は179mm × 3 = 537mm 取ればOKということになります。
これを先ほどの図で表してみると…

ダウンライトの明かりとシーリングファンはがっつり干渉していますね…。

ダウンライトの明るさの広がり方を直射水平面照度分布図で見るやり方そのものが間違えているのか、
先ほどのシーリングファンと照明器具の距離の取り方の計算式を何らかの形で僕が認識間違いをしているのかは正直分かりません。ごめんなさい…。

折り上げ天井でファンのチラつきを軽減

我が家の担当インテリアアドバイザーによると、
「現在のダウンライトとシーリングファンの位置であれば照明のチラつきが気になることは無いと思うが、さらにチラつきを軽減したいなら”折り上げ天井”にする手もある」という助言を頂きました。

シーリングファンの設置位置付近のみ部分的に天井高を上げるという手法です。

我が家の天井高は2400mmですが、
シーリングファンの周辺を1辺1500mmの正方形で100mm天井を上げることが可能とのこと。
(構造上の問題があり、折り上げ天井に出来る範囲や高さには制限がある模様)

間取り図で表すと以下の範囲になります。

横から見た図にすると以下のイメージです。

(注):本図では折り上げ天井を斜めに切っているので1500mm以上の長さがあります

そもそもシーリングファンとダウンライトの併設によるチラつきは、
それぞれの設置器具の設置高の違いから発生するものであるため、
シーリングファンの羽の高さとダウンライトの高さが近づけば近づくほど解消されます。

シーリングファンによるチラつきがどの程度のものなのかをイメージできていないというのもありますが、この”折り上げ天井”というオプションが数万円で可能であったため、我が家は採用しました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

僕は「シーリングファンを設置したい」という願望自体が適当なものだったこともあり、あまり真面目に考えていなかったのですが、意外にも制約や検討すべきことが多いことにとても驚きました。

とはいえ、シーリングファンによるダウンライトのチラつきは実際かなりストレスを感じると思います。
インテリアとしての志向もかなり強い照明ですが、お家のストレス要因になってしまっては本末転倒です。

シーリングファンの設置をご検討の方はその他の照明器具の位置とも合わせてご確認ください。

↓ 照明に関する次の記事はコチラ ↓

ここまでご覧くださった方にとって本記事が少しでも参考になれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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それでは、また!

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