前回の記事では、基礎工事から躯体工事までをご紹介しました。
今回は躯体工事の次に行われた屋根の防水工事と内部配管工事の様子を紹介します。
工事開始したばかりということもあり、まだまだお家の裏側の工事ですが、
裏側で見えなくなるものであるからこそ、もう見ることのできない貴重な様子です。
それではいってみましょう~!
屋根防水工事
躯体工事が一通り終わると、次は防水工事に移ります。
前回の記事でもご紹介しましたが、
鉄骨造のお家は躯体工事完了後も防水工事が行われるまでは雨漏りをする状態だそうです。
なので、躯体工事完了後にまずは屋根の防水工事を行い、
屋内部分を雨風から防ぐところから始まるようです。
ちなみにヘーベルハウスの屋根断熱仕様は以下の通りとなっています。
僕が工事の見学に訪れたときは、
屋根の防水工事の前段となる屋根施工用の断熱材搬入が行われていました。
ピンク色の方が旭化成製が誇る高性能断熱材「ネオマフォーム」です。
大量に山積みにされたこの断熱材を2人の職人さんで1階から屋上まで持って上がっている最中でした。
建築完全シロウトの僕からしてみれば「とんでもない量だな…」の一言でした。
(もっと断熱性の高いお家の場合は断熱材の厚みが2倍~3倍なので更に多くなると思いますが…)
ちなみに、
ヘーベルハウスの代名詞でもあるヘーベル版が施工された直後というのは以下の写真のように穴ぼこだらけですが、
後に、このようにモルタルでこのように仕上げられます。
これがいわゆるヘーベルハウスの剛床システムになります。
防水工事のメインは屋根であるため、安全上、工事中の様子を見ることは出来ませんでした。
唯一、僕たちの目に見える防水工事はそらのま部分(バルコニー)だけだったので、最後に防水シート施工後のそらのまの写真を公開します。(といっても別に華やかなものではありませんが…)
内部配管工事
お次は内部配管の工事です。
ヘーベル版のモルタル施工や屋根防水工事とほぼ並行しての作業になります。
天井にピンクと水色のホースが張り巡らされています。
おそらくピンクがお湯、水色が冷水、グレーの一番太いものが下水だと思われます。
上記の写真、手前の床から伸びている2色のホースは1階手洗い用に伸びているものです。
その左側にあるのは将来、床下点検口となるスペースです。
我が家は2階リビングで、水回りもすべて2階に存在するため、
1階の天井にこれだけのホースが張り巡らされているのだと思います。
(1階のものは床下を通っているようです)
お風呂・洗面所は水洗が多いこともあり、2色のホースだらけになっていますね。
その手前の鉄骨むき出し部分は床下点検口スペースです。
1階の天井に設置されていたこれはおそらく水栓の分岐だと思われます。
ピンクはこのうちのどれかがエコキュートに、水色はどれかが上水道につながっているのでしょう。
(さすがに追っかけたりはしませんでした笑)
防水工事が終わったので上棟式!と思っていたら?
我が家は「基本的なイベントは一通りやろう」というスタンスです。
(地鎮祭はもちろん、家関係ではありませんが結納や挙式/披露宴、安産祈願、お宮参り等は実施してきました)
なので、上棟式もやりたいなぁとは思っていました。
ところがある日、
「上棟のお札を付けようと思いますのでお持ちいただけますか?」
という連絡がありました。
明らかに工事が着々と進んでいるにも関わらず上棟式に関する連絡が何もなかったので、
「忘れられている気がするなぁ」とは思っていましたが、案の上、忘れられていました(笑)
我が家の現場監督は実は途中で異動による交代があり「上棟式を行いたい」と伝えたのは前担当の方だったため、後任の方が忘れていたのではなく、引き継がれてなかったという可能性もあります。
とはいえ、個人的には大した話ではなく、
追及して変な空気になるのも嫌だったので、真実は闇の中です(笑)
(それ以外の現場監督さんの対応が非常に丁寧だった、というのも1つの要因かもしれません)
当日は地鎮祭の際に神社から頂いたお札に日付を書いて、天井の鉄骨に括り付けました。
鉄骨って結構いろんな所に張り巡らされているのですが、意外とどこに付けようか悩みます(笑)
我が家はLDKの中心の辺りに括りつけました。
「どこに付けると良い」みたいな制約は特には無いので、好きなところに付けてOKです。
まとめ
屋根防水工事、内部配管工事の様子をご紹介しました。
着工からここまでに約35日間を要しています。
我が家は着工から引き渡しまでが約100日間でしたので、約3割程度の進捗状況となります。
「基礎だけのときは小さく見えるけど、建ったらそんなでもない」とよく言いますが、
我が家の場合は躯体が完成して外壁が張られてもまだ小さく感じます。(実際、小さいのですが…)
「ここに内壁が張られて、更に間仕切り壁も追加されたらどうなるんだろう…」という不安に駆られながらも工事は進んでゆきます。
とはいえ、この段階の工事は完成したら見えなくなる部分のオンパレード。
当時は「早くお家が完成してほしい」とばかり思っていましたが、完成してしまった今ではもう見ることが出来ない姿なので、もっとしっかりこのときの様子を見とけば良かったという思いが強いです。
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